待望のNintendo Switch 2の登場に期待が高まる一方、多くのユーザーが抱くのは「手持ちの周辺機器は使えるのか?」という現実的な疑問。
本記事では、公式情報と実際にプレイしてみたガチ体験記を基に、周辺機器の互換性に潜む意外な落とし穴と、知って得する新事実を解説します。


コントローラーの互換性は「一方通行」
まず知っておくべき最も重要な事実は、コントローラーの互換性が「一方通行」であるという点。
旧型のNintendo Switch用コントローラー(Joy-ConやProコントローラー)はSwitch 2でも無線接続で使えるが、その逆、つまり新型のJoy-Con 2やSwitch 2 Proコントローラーは旧型のSwitchでは一切使えない。
これは複数のSwitchを所有する家族にとって特に重要。
旧型Switch向けにコントローラーを買い増す際は、誤って新型を選ばないよう、パッケージをしっかり確認しましょう。
Nintendo Switch 2 Proコントローラー (プロコン2)

次に、プロコン2についてスペックをまとめます。
「Nintendo Switch 2 Proコントローラー」は、グリップ型で、TVモードやテーブルモードでの長時間のゲームプレイを快適にするワイヤレスコントローラーで、初代Proコントローラー(プロコン)から多くの新機能と改良が加えられています。
主な特徴と新機能は以下の通り↓
| 項目 | Nintendo Switch 2 Proコントローラー |
| 希望小売価格 | 9,980円(税込) |
| 発売日 | 2025年6月5日(木) |
| 振動機能 | HD振動2 |
| スリープ復帰 | Switch 2対応(ホームボタンで解除可能) |
| 新ボタン | Cボタン(チャット)、GL/GRボタン(カスタマイズ可能)搭載 |
| 音声出力・入力 | 3.5mm 4極ジャック(ヘッドホン&マイク)搭載 |
| バッテリー持ち | 約40時間(初代プロコンと同じ) |
| 充電時間 | 約3時間(初代プロコンの半分) |
| 寸法 | 縦105mm × 横148mm × 厚さ60mm |
| 重量 | 約235g |
| 有線通信遅延 | 初代プロコンより少し速い/小さい |
| 互換性(初代Switch) | 使用できません |
HD振動2対応

Joy-Con 2と同様にHD振動2に対応しており、初代SwitchのHD振動よりも強い振動、より繊細な触感、そしてスピーカーのような音響効果といった、繊細な触感を伴う振動表現を体験できます。
これがもう臨場感たっぷりですごい!
マリオカートも、カービイのエアライダーも、振動があるおかげでより臨場感を感じながらプレイすることがあります。
こりゃ子どもだけでなく、大人もどハマりしてしまいますよ。
新ボタンの搭載
プロコンには、Cボタン(ゲームチャット): いつでもゲームチャットメニューを呼び出すことができるCボタンを搭載しています。
GL/GRボタン(グリップボタン): 好きなボタンを割り当ててカスタマイズできるGL/GRボタン(グリップボタン)が搭載されています。
複雑なアクションゲームなどで同時操作を容易にするのに役立ちます。
ヘッドホンマイクジャック搭載 :ゲームチャット用のヘッドセット(ヘッドホン&マイク)を接続できる4極3.5mmジャックを搭載しており、音声出力ポートとしても使用可能です。
利便性の向上
スリープ解除機能:ホームボタンを押すことでNintendo Switch 2のスリープを解除できます。
初代Switch対応のコントローラーではこの機能が非対応であったため、地味ですが利便性が大きく向上しています。これ、中々便利ですよ!
充電時間半減:バッテリー持続時間は約40時間で初代と同じですが、充電時間は初代プロコンの6時間から約3時間に半減しています。
静音性・グリップ感:スティック操作時の音が静かになり、コントローラー全体がシームレスにつながった構造により、なめらかなグリップ感が実現されています。
その他の特徴と改良点
充電時間の短縮 バッテリー持続時間(約40時間)は初代と同じですが、充電時間が初代プロコンの6時間から約3時間に半減しています。
操作感とデザインもよく、コントローラー全体がシームレスにつながった構造により、なめらかなグリップ感を実現しています。
スティック操作時の音も静かになり、軸が削れることで生じる粉が出なくなった点も改良されています。
また、頻繁に使用する+/-ボタンの出っ張りが大きくなり、押し間違いを防ぐよう改良されています!
価格と発売日
希望小売価格は9,980円(税込)で、発売日は2025年6月5日(木)です。
Joy-Con 2 (L)/(R)

「Nintendo Switch 2」本体セットに付属する標準コントローラーがJoy-Con 2 (L)/(R)です。
HD振動2対応で、こちらもプロコン2と同様にHD振動2に対応しています。
また、 側面(本体側)のセンサー部分を下に向けて滑らせることで、マウスのように操作することが可能です。
Cボタン: Joy-Con 2 (R)にはCボタンが新たに追加され、ゲームチャットをすぐに開始できます,。
マグネットジョイント: 本体との接続はマグネット方式で、近づければ「ピタッ」とくっつき、背面のボタンを押すことで簡単に取り外しできます。このピタッと感、中々好感触で病みつきになります。。。子どもたちは「スネちゃま〜〜〜」といいながらピタッとしていますよ。笑
なんか、お金持ちのスネ夫くんが持っている高級なゲーム機器のように感じるそうです。
Joy-Con 2 充電グリップ
Joy-Con 2をグリップ型コントローラーとして使用する際、特に「プロ」的な機能を持つのが「Joy-Con 2 充電グリップ」です。
これは「Joy-Con 2 (L)」と「Joy-Con 2 (R)」を取り付けて使用します。
充電機能: 本体セットに付属する「Joy-Con 2 グリップ」とは異なり、付属のUSB充電ケーブルを使ってプレイ中にJoy-Con 2の充電が可能です。
GL/GRボタン搭載: プロコン2と同様に、GL/GRボタンを搭載しており、好きなボタンを割り当てて使用することができます。価格は3,980円(税込)です。
互換性について
Nintendo Switch用のJoy-ConやProコントローラーは、一部を除き、引き続き「Nintendo Switch 2」でも無線接続することで使用可能です。
ただし、初代Joy-ConはSwitch 2本体に取り付けて使用したり、本体で充電したりすることはできません。
また、初代コントローラーでは、Switch 2プロコンが持つ「ホームボタンでのスリープ解除」機能には対応していません,。
初代SwitchでSwitch 2用のコントローラー(Joy-Con 2やNintendo Switch 2 Proコントローラー)を使用することはできません。
古いコントローラーを使い続ける際の「隠れたコスト」
旧型コントローラーがSwitch 2で「使える」という言葉の裏には、日々のQOL(生活の質)をじわじわと下げる、見過ごせない「隠れたコスト」が潜んでいる。これらは購入初日から直面しかねない不満点だ。
旧型Joy-Conは、Switch 2本体への取り付けも充電も不可能 :物理的に本体レールに取り付けられないため、携帯モードでの使用はできない。
さらに無線接続で使う場合も本体での充電はできず、別途「Joy-Con充電グリップ」や専用の「Joy-Con 充電スタンド(2way)」といった充電アクセサリーが必須となる。
旧型Proコントローラーでは、スリープ復帰ができない :TVモードでプレイする際、コントローラーのHOMEボタンで本体をスリープから復帰させるのが一般的だが、旧型Proコンではこの操作ができない。
プレイのたびに本体の電源ボタンを押しに行く手間が発生する。
要注意!microSDカードとドックセットは引き継げない

ユーザーが最も驚く可能性のある互換性のない周辺機器は「microSDカード」と「ドックセット」だ。これらは流用できると考えがちだが、完全な買い替えが必須となる。
Switch 2は、データ転送速度が格段に速い新規格「microSD Express」カード専用となる。
これにより、これまで使っていた大容量のmicroSDカードは一切使用できなくなるため、新たにカードの購入が必要だ。
さらに、TVモードの体験は一切引き継げない。旧型のドックセットはSwitch 2に全く対応しておらず、2台目のテレビで使うといった従来の利便性は失われた。具体的には以下のアイテムが使用不可となる。
• Nintendo Switch ドック
• Nintendo Switch ACアダプター(本体の充電は可能だが、電力不足でTVモードでは使用不可)
• ハイスピードHDMIケーブル(Switch 2が要求するウルトラ ハイスピード HDMIⓇ ケーブルとは規格が異なるため)
まとめ
Switch 2の周辺機器の互換性は想像以上に複雑で、快適なプレイには新たな投資が求められる場面も多いですよね。
一方で、背面ボタンやマウス機能といった新要素は、ゲーム体験を豊かにする非常に魅力的な進化。
初代Proコントローラーの安定感に、HD振動2、ゲームチャット用のCボタン、カスタマイズ可能なGL/GRボタン、そしてヘッドホンマイクジャックといったSwitch 2の新機能と利便性を加えた、最上位のゲームパッドタイプコントローラーと言えます。
これは、テレビモードなどでじっくりとゲームをプレイするユーザーにとって、初代プロコンから買い替える大きな理由となる特長だと思います。